へべれけ放浪ブログ

趣味的なブログ。

TOKYO〜狂った街〜

はじめまして。
縫野幸人(ぬいのゆきひと)と申します。

早速ですがタイトル。
SADSの名曲“TOKYO”ですね。
僕、木曜日から仕事で東京に行ってきまして。
まあ、取引先とか支社の方々とかと、あと一人でも楽しくお酒を飲んでた訳ですよ。

……金曜日の三軒目までは。

※ここで注意書きをしますが、出来るだけぼかしていてもちょっといやらしい話が出てきます。
ちなみに脚色無しの実話です。

これは、実話です。

さて、本題に入りましょう。
実は関西出身・在住の僕は、東京を観光したことが無かったのです。
そこで、三連休前ということもあって東京でもう一晩冒険してみたんですよね。

金曜日の一軒目は、支社の行き付けのお店なので省きます。
いい雰囲気のお店で、料理もお酒も美味しかったです。
ちなみにそこで飲んだのは、ビール以降は山間、菊姫、作、一喜です。
一喜は二杯いただいたかな。

さて。
僕の夜はここから始まります。
単独行動、東京での一人飲みです。

まずは近場の秋葉原から。
橋の下辺りに、女子校生風のコスチュームを纏った女の子たちが立ち並んでいました。

ははぁ、これが噂のリフレだな。

普段そういったサービスは利用しない僕ですが、旅というものは時に人を大胆にします。

はい、行ってみました。

声が凄く可愛かった子に連れられて入ったのは、雑居ビルの一フロア。
カーテンで仕切られたブースの中で、別にいかがわしくはないマッサージを受けます。

ちなみにオプションで密着してもらったり出来ますが、時間も短ければ料金も高い。

だが男なら試してみたくなるもの。

結局、店を出るまでの30分で7000使ってしまいました。
3000の基本料金に、4000のオプション3種パックですね。

結果として30分適当におしゃべりしながら、素人のマッサージを受けるだけでした。
ニュースで報道されるような、いかがわしい裏オプションというものは出てこなかった。
少し残念。

気を取り直して次。
ところ変わって神田が舞台になります。

入ったのは小料理屋、といった趣の居酒屋さん。
ここでは岡山の地酒をいただきました。
料理も予算に合わせてお任せで、コースっぽく順番に出してくれる。
酒呑みには堪らないサービスです。
そこでは1合ちょっと飲んで、東京の夜はまだまだ続きます。

舞台は再び秋葉原へ。
ちなみに僕は東京の地理に明るくない上、Googleマップ先生がまさかの裏切りを連発してくれたせいで神田~秋葉原間を徒歩で4〜5往復くらいしました。

さて、秋葉原では音楽バーに入りました。
そこでは楽器を演奏することも出来て、せっかくなのでお店の方とセッション。
僕は下手なギターなんですが、楽しかったですね。
そこでは結構ぐだぐだ、お酒を飲みながら音楽の話とかをちょろちょろしてました。

時刻は午前4時。
東京の夜はまだ終わりません。

さて……大阪のミナミをよく知る方ならご存知でしょう。
近鉄日本橋付近で、中国人っぽい女性から「オニイサン、マッサージドウ?」と聞かれることを。
こういう手合いは無視するに限ります。

ちなみに僕の友人は着いて行って、何故かキムチを渡されそうになったらしいです。

で。

舞台は再び再びの神田です。
ここにもいました、中華系の客引きが。
しかも大阪ミナミよりしつこい!
しばらく後に着いて、捲し立ててくるのです。

そんな調子で僕は、客引きのおばちゃんに、強引に話をされます。

僕「だからいらんって。もう帰るねん」

おばちゃん「カワイイコイルヨ! ソノコダヨ!」

おばちゃんが指し示した先には、確かに若い子(といっても25~30くらいか?)がいました。
松嶋菜々子似で、おっしゃる通り可愛い。
にっこりと微笑まれると、少しドキッとしました。

さて、繰り返しますが旅というものは時に人を大胆にします。

……着いていったらどうなるんだろう?

もたげかけた危険な考え。
禄でもない目に遭うのは分かりきっていましたが、何事も経験・勉強です。

そう、僕はその怪しい2人組(自称・台湾人)に着いていってみたのです。

おばちゃんの先導で連れていかれたのは、いかにもな雑居ビルのワンフロアです。
真っ暗な店内、カーテンだけの間仕切りに、ベッドがひとつずつ、そして大音量のBGM……フルコンボです。
間違いなく禄でもない目に遭うやつです。

で、松嶋菜々子似の嬢に連れられ、僕は下着姿になってベッドに横たわりました。
最初は別にいかがわしくないマッサージです。
意外や意外、丁寧に全身のこりを揉みほぐしてくれます。
もっとやる気ないイメージでしたが、そんなことはなかった。

さて、背中のマッサージが終わると、僕は仰向けになるよう指示をされました。
すると松嶋菜々子似の嬢がこっそり囁くのです。

嬢「オニイサン、コッチノマッサージ、ドウスル?」

やはりいかがわしい店だったのです。
そりゃそうだよな。

僕「なんぼ?」

嬢「10000」

高い。
……が、これだけ取るというなら、さぞかしサービスしてくれるのだろう。

そう思った僕が浅はかでした。

今思えば、ここで内容をきっちり確認しておけば、この後の展開は無かったのかもしれません。

社会人として働く前の皆さんはよく覚えておきましょう。
契約の内容はきっちりと確認しなければなりません。

10000の内容は、手でするだけでした。

嬢「オニイサン、モットお金ダシタラ、モットイイコトスルヨ」

僕「なんぼなん?」

嬢「30000」

クッソ高い。
僕は食い下がりました。

僕「ちょっと高いで。まけてくれへんの?」

嬢「ダメヨ」

僕「だったら30000で2回。最初の10000はまだやから、合計3回でどうや」

嬢「エエッ? 3回モデキルノ?(笑)」

確かに、一理ある。

結局僕は手で1回、ちょめちょめで1回の合計2回を条件に30000を払いました。
高い授業料です。

だが気になるものはしょうがない。
本当に払ったお金に見合うサービスを受けられるのか?
僕の興味はそこだけでした。

さて、商談が成立すると、僕はシャワーを浴びさせられました。

シャワーを浴びてベッドに戻ると、入ってきたのは何故か客引きのおばちゃんでした。

……え?

言い様のない不安感が、僕を襲います。
おばちゃんはそのまま僕の身体をマッサージし始めました。
これは別にいかがわしいものではありません。
結構、上手かったです。

僕が何か言いたげな顔をしていると、おばちゃんはこう言いました。

おばちゃん「ダイジョブ、アトデアノコ来ルカラ」

僕「ホンマか?」

おばちゃん「ホントダヨ! アト、コノマッサージハ無料ダヨ」

そこからしばらくはおばちゃんにマッサージをされながら、下世話な話をしました。

おばちゃん「アノコニイクラハラッタ?」

僕「そんなん内緒や」

この時点で3000+10000+30000+チップ3000をぼったくられています。

おばちゃん「アノコ、タカイノヨ(笑)」

僕「……は?」

しかしおばちゃんは僕に戸惑うことも許しません。

おばちゃん「オニイサン、アト10000デオンナノコ一人増ヤスカ?」

ここにきて比較的良心的に見える価格を提示してくる辺り、このおばちゃんの底意地の悪さが見えます。

僕「もう金無いわ」

おばちゃん「オロシテキタライイ」

僕「あかん。それは欲張りすぎやで」

ここはきっぱりと断る僕。
ここでは流されると、流されるままにお金を取られることが、ようやく分かっていたのです。

さて、待てど暮らせど松嶋菜々子似の嬢は来ません。
どんどん不安になる僕。
相変わらずおばちゃんは僕のこりをほぐしている。

といったところで、ようやく嬢のお出ましです。
おばちゃんは退場し、再び二人きりになりました。

そこで始まったのは手によるもので、僕は少し憤りを感じます。
ここでは嬢も「あと10000で一人増やさないか」と提案してきました。
なんと言っても駄目なものは駄目だと、一蹴する僕。

で、とりあえず手で1回を終えました。

さて、いよいよちょめちょめだ。
と思ったその瞬間。

ーーまさかのおばちゃん乱入。

僕「な、なんやねん!」

おばちゃん「ワタシハイッテ、3Pヨ! タダニシトクカラ!」

僕「!?」

全く意味が分かりませんでした。
そうこうしているうちに、嬢には跨がられ、そしておばちゃんは……

僕の右胸のぽっちを、猛烈な勢いでしゃぶりはじめたのです!

悔しいけど気持ち良かった……

という訳で二点攻撃の末に僕は呆気なく果てたのでした。

ちなみに嬢は服を脱ぎさえしませんでした。

空も白んで来た時間。
僕は冷静になればなるほど高すぎる授業料を払ったことを、後悔していました。

服を着て、雑居ビルを出ていく僕を、嬢は駅まで送ってくれました。

嬢「オニイサン、イツマデ東京イル?」

僕「今日適当に観光したら帰るよ」

嬢「ジャア、フタリデ遊ビ行ク?」

僕「もう金が無いわ。また今度な」

嬢「ソウ……」

まるで不器用なカップルのような距離感で、駅まで歩く僕たち。
そして駅前。

ーーまたもおばちゃんの登場である。

おばちゃん「オニイサン、ドコトマルカ? ホテルオシエテクレタラ、コノコ派遣スルヨ!」

どこまで僕から搾り取ろうというのか、このおばちゃんは。

僕「もう金が無い。ホテルも決めてないし、ぶらついてから帰る」

やはりきっぱりと断ると、おばちゃんはまだ食い下がります。

おばちゃん「寝ル場所決メテナイナラ、ウチデ寝テケバイイ。オ金取ラナイヨ」

そんなこと言いつつ、またあの手この手でお金を出させようとするに決まっています。
このしつこいまでの商魂逞しさは、営業マンとして見習うべき姿勢かもしれません。

僕「いや、いい。帰る。また今度な」

おばちゃん「ソウカ」

松嶋菜々子似の嬢は、そうこうしている間にも違う男性に声を掛けていました。

かくして僕は2人に別れを告げ、神田の改札を通ったのでした。

~授業料~
46000

繰り返しますが、これは脚色無しの実話です。
というわけで、やはり客引きに着いて行ったらひどい目に遭いました。
賢明な皆様は、くれぐれも着いていかないように!

……今月どうしよう。

あ、あとクレジットカードの暗証番号は変更しておこうと思います。

少なくとも30000降ろしに行ったコンビニATMと、シャワー中の2回、怪しいタイミングがあったので。

以上、東京の狂った夜でした!